この週末、暗号資産市場は大きく「ひと息ついた」形となった。Bitcoinは調整局面から持ち直し、
心理的節目である70,000ドルに再び接近。一方で、Pi Networkに関連するPI(価格指数/トークン)は、
直近で付けた史上最安値からほぼ+20%の大幅反発を見せ、数日間の中でも目立つ動きとなった。
Bitcoin:下落から反発へ — ただし70,000ドルは依然として抵抗帯
BTCの値動きは典型的な「振り子」のようだった。月初に60,000ドル近辺まで下落した後、価格は素早く反発し、
その後は慎重なレンジ相場へ。週末にかけて「強気派」が近いサポートを守り、上向きの勢いを作り直したことで、
金曜夜から週末にかけてBTCは68,000〜70,000ドルゾーンへ戻った。しかし、この領域では売り圧力が残っており、
明確な上抜けの確認はまだ必要だ。
追加の背景として、複数の市場コメントでは、暗号資産の反発が伝統的市場におけるリスク選好の改善と重なった点が指摘されている。
一方で環境はなお不安定で、デリバティブ市場ではヘッジ需要(特にプットの需要)が強まるなど、ニュースやポジショニング次第で
センチメントが急変し得る状況が続いている。
多くのトレーダーが注目する主要レベル
- 65,000〜66,000ドル:これまで買いが入り、下落を止めようとしたゾーン。
- 70,000ドル:心理的節目であり、直近の主要レジスタンス。
- 72,000ドル以上:過去の上昇局面で利確売りや供給が出やすかった領域。
アルトコイン:主要銘柄も反発、個別で目立つ上昇も
Bitcoinの持ち直しに連動して、大型アルトコインも上向いた。ETH、SOL、XRPでは
再び上昇トライが見られ、こうした「同時反発」は、まずBTCに資金が戻り、その後に一部が流動性の高いアルトへ回る
“risk-on”局面で起きやすい。
とりわけZcash(ZEC)が目立ち、週の中では(基準点によるが)24時間で~20%近い動きを示したセッションもあった。
PI(Pi Network):最安値後の急反発 — トレンド転換か短期スパイクか
話題性が高かったのはPIの回復だ。週末の複数のまとめによれば、PIは数日前に史上最安値を付けた後、
ほぼ20%上昇。市場では「持続的な底打ちなのか、それとも流動性の薄い中での一時的な反発なのか」という
典型的な議論が再燃している。
直近1週間の値動きを見ると、PIは確かに日次で大きな上昇を複数回記録しており、反発局面の高リスク資産に見られがちな挙動だ。
ただし同様に、期待が変われば短期間で巻き戻される可能性もある。
市場スナップショット:総時価総額とBTCドミナンス
CoinGeckoのデータでは、直近セッションの暗号資産市場の総時価総額はおおむね
2.3〜2.4兆ドルレンジで推移(数値はリアルタイムで変動)。また、Bitcoinの市場シェア(ドミナンス)は
約56%前後と高水準を維持している。一般にドミナンスは「BTCの時価総額 ÷ 市場全体の時価総額」で算出される。
表(1つ):注目点の整理
| テーマ | 何が起きたか | なぜ重要か |
|---|---|---|
| BTC → 70,000ドル | 調整後に反発し、70kのレジスタンスへ回帰 | 70kは心理的節目。ここでの値動きが次の展開のムードを決めやすい |
| PI:最安値から+~20% | 数日前の最安値から急反発 | 高ボラティリティ。転換点の可能性もあれば、短期反発で終わる可能性もある |
| アルトコインの回復 | ETH/SOL/XRPが反発、ZECが強い日次変動 | リバウンド局面の資金ローテーションを示唆(BTC→大型アルト→個別物色) |
| BTCドミナンス ~56% | BTCのシェアが高水準を維持 | ドミナンス高は慎重姿勢の表れになりやすく、BTC選好を示すことがある |
次に注目すべき点(予測なし)
- BTCの70,000ドルでの反応:上で定着するか、再び反落するか。
- アルトの追随:反発が継続するか、流動性が再びBTCへ集中するか。
- リスク環境:伝統的市場のセンチメントとデリバティブ市場の動き。
- PI:出来高・流動性の改善で反発が裏付けられるか、それとも局地的スパイクで終わるか。
注:本内容は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。